
岩崎徹也(いわさき てつや)株式会社PABLO代表取締役慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科修了。2013年新卒で(株)リクルートホールディングス入社、(株)リクルート住まいカンパニーにて大手法人営業/新規事業立ち上げなどを歴任。その後起業して法人向けコーチング会社を設立。当初は自身の経験になぞらえ「モチベーション」が高まるコーチングを実施していた。しかし不動産投資会社や外資系生命保険会社の若手営業パーソンへのコーチングからモチベーションが高まることや中長期の目標を設定する以上に「まずやってみる」ことや「やってみたことにエンジョイメントを感じる」ことが大切だと気づく。その後1000回以上のコーチングを分析して独自のコーチング理論を構築。現在、約100名のプロコーチャーを抱え、主にミドルマネジメント向けに毎月300回以上のコーチングセッションを実施している。
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要点飢えた人に対して「すぐに魚を釣ってあげる」が「ティーチング」、時間はかかるが、次の発展性を意識して「やり方を一緒に考える」が「コーチング」である。
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要点コーチングを始める際、まずすべきことは「コーチングレディ(コーチングや業務に前向きな状態)」を作ることだ。
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要点コーチングレディが完了したら、経験する→振り返る→教訓を引き出す→応用する、の4つのステップから成る「経験学習サイクル」を繰り返す。このサイクルを回すことで、コーチングの相手は「経験から学び、自立自走できる状態」に近づく。
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「コーチング」は「coach」という言葉から来ている。coachはもともと「大切な人を目的地まで安全に送り届ける」ことを意味し、現代では「人の目標達成を支援する」という意味で使われるようになった。
では、コーチングはティーチングとどう違うのか。飢えた人に対して「すぐに魚を釣ってあげる」が「ティーチング」、「少し時間はかかるが、魚の釣り方を教えてあげる」が「コーチング」である。
これまでの新人教育では、ティーチング思考が強く、「言われた通りに仕事をしろ」というスタンスの企業も多かった。一方、令和においては、誰もが正しい答えなど持っておらず、一人ひとりが考えて動かなければならない。そんな時代だからこそ、「言われた通りに仕事をしろ」ではなく「一緒に考えよう」というコーチングの姿勢が求められているのだ。
短期的に見ると、代わりに魚を釣ってあげた方が楽だろう。だがそれでは、上司が毎回魚を釣ることになってしまう。
部下が釣り方を覚えてしまえば、上司の手は必要なくなる。それどころか、上司よりもうまく魚を釣れるようになるかもしれない。